働きバチの一生
ミツバチは卵から孵って、幼虫、サナギを経て、羽化して成虫になります。
女王蜂から卵が産み落とされて成虫になるまではほぼ30日かかります。
成虫になるとすぐに働きはじめます。成虫の寿命は約30日間です。
成長するにつれて仕事の役割も変わります。
働き蜂は、約1ヶ月の寿命の中で加齢によって仕事が変わっていくので、「日齢分業」とも呼ばれます。
前半の2〜3週間は内勤期、後半の1〜2週間は外勤期で、この時期に蜜の採集や花粉媒介をします。
成虫になってすぐは内勤です。
まず、巣の掃除、幼虫などの子育てや、巣の熱払いといった巣の中での仕事をします。
その後、巣をつくったり、仲間が外から集めてきた蜜や花粉を蓄える仕事へと移り、最後に門番を務めて内勤が終了します。(羽化してからおよそ24日)
羽化して20~40日くらいになると、花の蜜や花粉を集めに外勤をします。
羽化してすぐは巣の掃除、数日すると育児を行い、1週間ほどで巣作りや門番をします。
羽化してから3週間ほどでようやく外勤に移り、蜜や花粉の収集に当ります。
外勤に従事する期間は10日ほどで、これを最後に寿命を終えます。
産卵後約3日
雄蜂は有精卵、雌蜂は無精卵から生まれます。
産卵後約6日 幼虫
幼虫のエサは、初めはローヤルゼリーを与えられます。
3日を過ぎると花粉とはちみつが与えられます。
羽化後~3日(掃除係)
羽化~3日目の働き蜂は、巣の中のそうじを行います。
ミツバチはきれい好きです。
3日~ 10日(子育て・熱払い)
3日~ 10日目は、咽とう腺も発達し、ローヤルゼリーをだせるようにもなり幼虫の世話や女王の世話をします。
夏場は巣の中の温度を35°C付近に保つため羽で送風を行い温度管理も行います。
8日~16日(巣作り)
蜜蝋を出して巣を作ります。
さなぎになる幼虫の巣ぶたをします。
12日~18日(ミツを蓄える)
外勤の働き蜂達が集めてきた花蜜や花粉を巣の中へもちこみ、かためたり水分をとばし貯蔵します。
16~24日(門番)
外敵の侵入を防ぐ門番の仕事をします。
20日以降(ミツ・花粉集め)
約20日目以降は花蜜や花粉を集め外にでかけていきます。
この記事へのコメントはありません。